ピンクイルカ激減!
まずはこんなニュース
香港の「ピンクイルカ」絶滅の危機
香港近海に生息する「ピンクイルカ」がこの10年間で激減し、絶滅の危機に直面している。
その数はなんと
2003年:158頭
2012年:61頭
というニュースだ。
今、地球上ではものすごい速さで絶滅する生物がいる。
それがたまたま、ピンクイルカだけなのかもしれない。
しかし、香港政府も環境開発にかんする調査をしつつピンクイルカの保護に努めてきた。
人間に都合のよい環境でも、他の生物にとって劣悪な環境になりうる。
開発がこれだけピンクイルカを激減させたのかもしれないし、
地球全体の環境を見ればしかたないかもしれないし、
それでも香港政府も保護に努めているからこの減り方で済んでいるかもしれない。
ピンクイルカとは
ピンクイルカとは正式には『シナウスイロイルカ』と呼ばれる。
香港近海に生息し、体の色から「ピンクイルカ」の愛称で呼ばれている。
成体の
体長は2~2.8m、体重は150~200kgである。
生まれた直後の体色は全身が黒っぽいが、成長するにつれて変色し、
成体では全身ピンクかピンク色と白や灰色との斑になる。
それが『シナウスイロイルカ』がピンクイルカといわれるゆえん。
特に香港近海はピンクイルカにとっては密漁、
埋め立て地の増加、海の汚染により危険な生息域になってきている。
イルカとクジラ実は同じ?
イルカとクジラが実は同じ種類だという事をご存知でしょうか?
イルカと言えば日本では太地町、太地町といえばシーシェパード、
シーシェパードと言えば反捕鯨団体。
イルカなのに反捕鯨団体?って昔はそう思ってましたが。
実はイルカもクジラも同じ仲間です。
イルカとクジラの違いは
・ヒゲクジラか?ハクジラか?
・体長4m以下ならイルカ
この2点だそうで、ネットで検索してると
「体長4m以下がイルカ」
となっているものがあるが半分正解で半分間違いです。
せめてハクジラもつけるべきかなと思います。
しかし一般的にハクジラで成体の体調が4m以下種類のものを言うが
明確な違いがない
が答えだそうです。
例えば、カエルや鶏の様に幼生と成体が異なる種類ではなく
おたまじゃくし→カエル
ひよこ→ニワトリ
の様になりません。
また生まれた時は体長4m以下で小さくてもイルカと呼び
成体になれば4m超えてクジラと呼ぶというものでもありません。
太地町のクジラ博物館でそういう説明を初めて聞いたときに
ちょっと感動しました。
シーシェパード
シーシェパードは日本の調査捕鯨の妨害や
太地町での妨害でご存知だと思います。
反捕鯨ですので、クジラ、イルカの捕獲に反対なわけです。
厳密にいえば反対するというよりビジネスだからやっているわけです。
オーストラリアと関連がありますが、オーストラリアと言えば
コアラとカンガルーがオーストラリアの動物環境のイメージかと思います。
しかし、オーストラリアでは食用として一般的に流通しています。
カンガルーの生息地はオーストラリア大陸を中心とした一部で世界中にいません。
オーストラリアもシーシェパードも日本の捕鯨を非難しますが、
カンガルーの食用、そしてそれを世界に輸出するなんてどうして非難されないのか理解できません。
ちなみに、カンガルーの捕獲については世界各国の野生動物保護団体から
抗議があるそうです。あたりまえですね。
話はそれましたが、数多くいるであろう鯨の調査捕鯨を反対しておきながら
香港周辺に絶滅危惧種のピンクイルカがいるのにどうしてシーシェパードは動かないのでしょうか?
食用に捕獲したり、明らかに環境開発によるピンクイルカの個体数激減が
わかっているのに。
答えは、お金にならないからにすぎないからだと思います。
いま、まさにそこにピンクイルカが人間の手によって絶滅しようとしているのに
動かないのか全く理解できません。